自分の学校の怖い話知ってる?


親指さがしねぷさんのブログによると
今週は読書週間だったらしいです。
というわけでもないけど、本屋で見つけた
文庫本最新刊から、かる〜く一冊読んでみた。

親指さがし」 幻冬舎

山田悠介 著

レヴューより
「ねえ、親指さがしって知ってる?」
由美が聞きつけてきた噂話をもとに、
遊び半分で死のゲームを始めた
武たち5人の小学生は、
女性のバラバラ殺人事件に端を
発した呪いの渦に巻き込まれる。

山田悠介ってだれ?って人も「リアル鬼ごっこ」と聞けば
あ〜、あの人ね。と思い出す人も多いかも。

作品の出来、不出来はともかく、
小・中学生なら自分の学校で怖い話の
一つや二つ聞いたことがあるよね。

「開かずの扉」とか、職員トイレに「花子さん」が出るらしいとか。
とにかく、そういう類の「うっそー」って感じの話(笑。

そういうのから派生して「こっくりさん」とか
エンジェルさん」なんてやたら
アクティブな幽霊さんが出てきたり、
夜中の12時に合わせ鏡を見ると
自分の未来の顔が見えるなんてのもあったねw
いや、やってみたけどフツーに自分の顔だったり(笑。

でも、思春期の頃ってホルモンがアンバランスだからなのか
確かに、変な者はよく見ました(爆。

たとえば階段を降りる時、目の死角にちょろりと
いないはずの何かがフ〜っと見えたり、
誰もいないはずの夕方の校庭にボールの音が鳴り響いたり。

今思えば、情緒不安定な思春期の幻影と幻聴に
過ぎないのだけれど、当時はマジでビビッてましたよ。
おかげで長い間「閉所恐怖症」と「高所恐怖症」と
「尖端鋭利恐怖症」に悩まされたものです(爆。
今はというと、幽霊より生きてる人間の方が怖い(笑。

このお話はそういう類の学校の噂話が
ホントになっちゃうというホラー。
ホラーが好きな人はこういうのがいいんだろうけど、
自分はどうもホラーって読んだ後、座りが悪いって言うか
「でっ?」って言わずにいられない性分なんでダメっすね〜。
ミステリーだと、本の中で一応解決するけど、
ホラーって解決しないじゃん。
これがどうも座りが悪くって。
「なんじゃそら、続くんかい。」と突っ込みたくなるのよ。

映画とかも一時ホラーを観まくってた時期が
あったんだけど、散々怖がらせた最後にまた
しつこく手が出てきたりするよねw
アレっていらなくない?もーいいよって感じ(笑。
ホラー好きはアノお決まり事が好きなのかな?

この話も例に漏れずそんな感じで終りますが(ネタバレし過ぎ?
まぁ小難しいことは考えず、さくっと読める本です。