フィニィとパラドックスの彼方へ

ジャック・フィニィの小説
「ゲイルズバーグの春を愛す」を
初めて手にしたのは中学生の時。
当時ハヤカワ文庫から内田善美氏の装丁で
出版されていたのでつい買ってしまった
というのが本当の話。
でも読み進んでいくうちにすっかり
ジャック・フィニィの虜になってしまいました。
この本の「愛の手紙」のストーリーは
クリストファー・リーヴで映画化された
リチャード・マシスンの「ある日どこかで」と
ほとんど同じ(苦笑。
年代的にフィニィの作品が1960年で
マシスンが1976年だったことから
インスパイアされたことは確定ですか(爆。
ついでに今やってる映画「イルマーレ」も
基本のプロットは同じものかと。。。

ジャック・フィニィに話を戻して
その後、「夢の10セント銀貨」を前後して読みました。
こちらはメルヘンメーカー氏が装丁だった。
ちょっとコメディ要素が強いSFファンタジー短編集。

そして、ハードカバーで「マリオンの壁」をみつけて
こちらも即買い。初めて読んだフィニィの長編。
ちょっとホラーな感じがまた良かったw
その後、アン・ライスが似たようなプロットで書いてたけど
こっちはエロ主体で苦笑い
(幽霊とs○xってすごく意味不明だよ。
死んだ人に生殖本能があるとは思えないんだもーん)。
しかしフィニィはいろんな人にパクられてるけど
それだけプロットが面白いってことなんでしょうね。