こまっしゃくれたお餓鬼様上等!


今日の感想は?さて、
レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
観て参りましたよ。
この手の映画自分的にはストライクゾーン
なので、かなり甘めの感想になっちゃいます^^
ただ、松本引越しセンターのCMみたいな
子供しか受け付けない人にはこの映画は
おすすめしないなぁ(笑。
だってかなり、可愛くない性格のお子様が
頼りにならない大人共を出し抜いてくような物語なので(爆。

この映画を観て思い出したのは「ヤングシャーロック・ピラミッドの謎」
というタイトルの映画。(約20年ほど前の映画ですが)
ゴシック様式の美術背景や、可愛さよりも大人ぶった表情の子供たち。
そしてどこかアドベンチャー的な要素を持った物語。
雰囲気がすごく似ているのですよ。
同じドリームワークス作品だったかどうか忘れてしまったので
古〜いパンフを引っ張り出して確認すると、
おっと!アンブリンエンターティメント作品と
クレジットされていましたよ(ドリームワークスの前進です)
間違いない。
姑息な大人共を手玉に取るこまっしゃくれた
お子様たちがなんとも爽快なお話でしたが、
悪人である大人たちもなにか憎めなかったり、
この作品も、そんな辛口の御伽噺好きには
たまらない映画ですね〜。
出てる子供たちのなにか醒めた視線が
子供は決して天使や悪魔じゃなく
大人が思ってるよりずっと世の中を
シビアに見つめていることを
自分の子供時代を思い出しつつ再確認してみたり、
胡散臭いキャラクターをやらせたら天下一品な
ジム・キャリーにニヤついてみたり。
見どころはいっぱいあります。
お話はとてもコンパクトに仕上げてあって
なにかホラーチックなものを想像しがちだけど
その点では「ハリーポッターと秘密の部屋」
の方が自分的には数段怖かったと思います。
これはいい大人がニヤニヤしながら
観るのに最適な映画ですよ。
エンドロールで席を立つ人多いけど、
ここのアニメーションは一見の価値アリ。
最後まで愉しんでくださいな。秀逸なアニメです。
あと、クレジットでは確認出来なかったけど、
ダスティン・ホフマンがちょい役で出ててびっくりした。
子役のサニー役のカラ&シェルビー・ホフマンと
なにか関係あるのかな〜?まさかグランパってことないよね〜(謎。
ちょっと絶賛しすぎたけど
ダークファンタジー+ブラックコメディ好きはお愉しみアレ〜!