アメリカ版恋する惑星?

プチシューってことで観てきました。
マイ・ブルーベリー・ナイツ」。
一発目の映像から「あー、なんか恋する惑星っぽい」と感じたのは自分だけじゃないでしょう。
あの流れるような夜の光線と街を走る電車と屋台ならぬカフェ、ダイナーが舞台の中心ってところがもう「恋する惑星」の世界観(笑。
だから「ブエノス・アイレス」「花様年華」なんかのウォン・カーウァイ作品を見てこの映画を観に来た人は物足りなさを感じちゃうかも。
けど、いきなりとろけるブルーベリーパイが写るところなんて間違いなくウォン・カーウァイの映像。
最初、なんで「マイ・ブルーベリー・ナイツ」なのか疑問に感じたところもストーリーの初めの方でネタバレされるのですんなりと話に溶け込める。

後で知ったんだけど音楽がライ・クーダーだったんだね。
ライ・クーダーといえば「パリ・テキサス」。
あの空気感、ちょっと出てるかも。
あれもロードムービーだったし、
なんていうかちょっと乾いた哀しさみたいなものがね、
全体に漂ってるのが、うん、似てるかも。
ちなみに「パリ・テキサス」は自分では
5本の指に入るほどお気に入りの映画です。

主役のノラ・ジョーンズは。
えーっと。
正直あんまりこの映画みるまでビジュアル的に知らなかった(笑。
ジャケット写真くらいは見たことあるけど、
あのイメージとは全然違うねー、
これぞ映像マジック(爆。
でもこの映画の方が等身大なんだと思うな。
ジャケ写だとすごく大人っぽく見えるもん。
あと、ナタリー・ポートマンと並ぶとノラ・ジョーンズちっこい。
ナタリー・ポートマンって160cmくらいなのに
さらにちっこいってことは…!
かなり小柄だよね。びっくり。

対する相手役ジュード・ロウ
今まで観て知ってる自分のジュード・ロウって
なんていうかクールでパキっとしたイメージだったんだけど
この役は生々しい。ってか、んー、
ジュード・ロウが普通のあんちゃんに見える。
カフェのオーナーって役ならジュード・ロウだと
執事喫茶みたいな燕尾服着てるのかって
想像しちゃうけど(ぎゃはは。
それがくたびれたTシャツにジーンズだもんな。
イメージがガラガラと崩壊(笑。
いや、この役にはまってないわけじゃなくて、
今までのイメージとあんまり違うからあれっ、
ジュード・ロウってこんな顔だっけ?って思ったんだよ。
しかも監視カメラの映像をあとで何度も観て楽しむなんて
変態チックな行為してるとなぜか
ジュード・ロウがジェームス・スペイダーに見えてくる(爆。

が、個人的には嫌いな映画じゃない。
最近疲れてたんでこの映画観て癒されました。
そんな感じです(笑。