強面親父炸裂映画！

「真下さ〜ん、一緒に地下鉄走らせようよ。」
つぅことで、”交渉人 真下正義”を観た。
「踊る大捜査線」シリーズは
TVドラマの２話からずっと見てる。
スペシャルの３作も、映画の２作も全部。。。
なのでちょっと、思い入れ強すぎ。
そもそも観はじめたのは、
自称TV大好きっ子の知り合いが、
「今度の新ドラ面白くなりそう。」と言ってきたことからなんだよな。
あんまりTVドラマ観ない派sinonは「織田裕二の刑事物だよね〜。ん〜、
織田も刑事物も興味ないな〜。」なんて言ってると、
「いや、刑事物っぽくないですよ、今度のは。」なんて言って、
お笑いが大好きな彼女がやたら勧めるわけ。
それで、観たのがやみつきに（笑。
今回、真下が主人公って事で、ユースケ・サンタマリアで１２７分は
正直しんどいかな〜と（笑。
あんまり、乗り気じゃなかったんですけど、
前評も上々だったんで、行って来ました。

地下鉄に爆発物。犯人から名指しで交渉。コレって「ダイハード３」だろ。
にしちゃ、しょぼいブルース・ウィルスだ（爆。
「ダイハード３」ではジェレミー・アイアンズ演じる爆破犯人に
命令ゲームを強要されて世界一運の悪い刑事ジョン・マックレーンこと
ブルースが、NYのマンハッタン島を走りまわされる訳だけど、
今回ユースケは走りません。（あ、後半ちょっとは走るけど。）
その代わり走り回るのは踊るシリーズ初出演の寺島進演じる木島警視。
警視っても見た目はガテン系のどうみてもヤ○○なオヤジ。
そして、ご存知SATの皆さん（笑。
踊るシリーズで人気なのかSAT出過ぎです。まるで町の便利屋さん並み。
特殊急襲部隊ってめったに出動しないはずだろ（爆。でも、まぁいいや。
実は隠れ高杉ファンだから（隠れるな。
とにかく、オヤジばっかり出てくる映画です。
オヤジしか活躍しません。しかもみんな顔怖いし。
小泉孝太郎も出てるけど、たいした事しません（笑。
湾岸署が舞台じゃないのでスリーアミーゴスも出ません。
雪乃さんは出てるけど直接活躍しません。
それでも、オヤジたちは炸裂してますよ。
踊るシリーズのいいところはキャラクター設定が
すごく練られているところ。
そして今回も小道具満載！
映像しっかり見とかないと見逃すような
細かいネタがあっちこっちに。笑ったのは
地下鉄の吊り広告に「ピンクサファイアG」が
グレートにパワーアップしてるし（笑。
そして、カエル急便、おまえまたかよ。
爆弾＝カエル急便のイメージ付いちゃったよ。
日本一デンジャラスな宅配便です（爆。
他にも「アンティーク〜西洋骨董洋菓子店」ネタや
前作で出た監視システム「C.A.R.A.S.」のジャンパーを
孝太郎がまだ着ている事とか。
踊るファンなら寝てる暇ありません。
踊る〜知らない人も愉しめる作品だけど
やっぱり全作見てる方が数倍面白いよ。
ぇ、ユースケ？いつもの真下だけどちょっと成長したかなぁ〜（笑。
次回スピンオフ「容疑者室井慎次」の複線としても
うまくまとまってるし、観たくなる様に出来ている。
亀山、この商売上手め！
ま、織田ファンはともかく、踊るファンなら愉しめる作品です。