心と記憶の行方

映画「エターナルサンシャイン」観て来たよ。
観終わった感想を少し。

愛想をつかして、男に関する記憶を消した女と
その事を知って絶望し、自分も女の記憶を消そうとする男。
けれど、記憶の中の二人の想いは
消そうとした記憶の中で、もがきはじめる。

アリストテレスは「心は心臓にある」と言ったらしいが、
もしそれが本当なら、脳から記憶を消し去っても
相手に対する想いは決して消えないって事になる。

厳密に言えば記憶だって、脳の中だけとはかぎらない。
たとえば、ピアニストは脳だけを使って、
ピアノを弾いているわけではなく
指そのものにある記憶で弾いているわけで(ぁ、脱線してゆく。

何が言いたいのかと言うと
人の想いって言うのは
簡単に消してしまえるほどヤワじゃない。
と言うことです。

恋愛に何度も、何度も躓いても、
想いがあるから進んで往けるんだなぁ。

ちょっとネタバレ?かもしれないが、
最後にキルスティン・ダンストが切なかった。
あまり、あの顔はタイプじゃないんだけど(笑
この映画で一番かわいそうな気が。。。

でも、いい映画です^^